妊娠23週で誕生し「生存率25%」と言われた女児が、来月17日で1歳になる。女児は誕生時、手の大きさが父の親指の爪と同じくらい小さかったそうで、このほど女児の母が妊娠、出産、そして“奇跡の子”と呼ぶ娘の現在の様子について語った。『Metro』などが伝えている。
英グレーターマンチェスターのロッチデールに住むケイティー・ハンプソンさん(Katie Hampson、27)は昨年6月17日、ロイヤル・オールダム病院で夫ロブさん(Rob、32)との間に次女エリシーちゃん(Elisie)を出産した。
エリシーちゃんは予定日よりも17週早い妊娠23週で誕生し、出生時の体重は737グラム(1ポンド10オンス)と平均体重の4分の1にも満たなかった。
「妊娠初期から体に異常があり、出産までは心が休まらなかった」と語るケイティさんは、エリシーちゃんを妊娠してからの揺れる気持ちをこのように語った。
「エリシーの妊娠が分かったのは昨年2月のことでした。しかし数週間後から毎日のように酷い出血があり、妊娠8週の時に子宮と胎盤の間に血液が溜まってしまう『絨毛膜下血腫』と診断されました。」
「医師には『胎児への影響を考えると、妊娠16週に入る前に薬を使うことはできない。ただ出血は妊娠初期で収まることが多いので安静にしているように』と言われました。」
「それでも出血は止まることはなく、私は妊娠を楽しむことなど到底できませんでした。妊娠22週で入院しましたが、『もしかしたら赤ちゃんは死んでしまうのではないか』と不安でたまりませんでした。」
さらにケイティさんは、分娩前に胎盤がはがれてしまう胎盤早期剥離を起こし、分娩自体も決して楽ではなかったことを明かし、