第35回東京国際映画祭が10月24日に開幕した。3年ぶりに実施されたレッドカーペットには国内外から総勢137名の豪華ゲストが登場し、開幕を華々しく彩った。続々と豪華ゲストが登場するだけあって、国内外のマスコミや観客、計454名が詰めかけた。
東京ミッドタウン日比谷のステップ広場から仲通りにかけて敷かれたレッドカーペットは165m。あいにくの季節外れの寒さのなか、豪華ゲストがレッドカーペットを闊歩すると、場内は熱気に包まれた。
トップバッターはガラ・セレクション作品『月の満ち欠け』より大泉洋、柴咲コウ、廣木隆一監督が登場。大泉は「今日はこの東京国際映画祭の栄えあるトップバッターで歩かせていただいて、大変光栄に思っております。コロナもだいぶ落ち着いてきて、たくさんの外国のお客様も来ているようで、とても盛り上がるのではないでしょうか。期間中存分に映画を楽しんでいただければと思います」といつもとは違う緊張した面持ちで挨拶した。
母と娘の葛藤を描く『わたしのお母さん』からは黒いドレス姿の井上真央と杉田真一監督が登場、作家・僧侶の瀬戸内寂聴さんらをモデルにした『あちらにいる鬼』からは着物に身を包んだ寺島しのぶと広末涼子、そして豊川悦司、廣木隆一監督がレッドカーペットを進んだ。
湊かなえ氏が作家を辞す覚悟で執筆した問題作を映画化した『母性』からは戸田恵梨香、永野芽郁、廣木隆一監督が登壇。戸田は黒とベージュ系のデザイン性の高いドレスで、