そんな娘の様子についてステイシーリーさんはこう語っている。
「あの事故以来、ジェリーはすっかり変わってしまいました。あんなに恐ろしい体験をしたのは初めてで、死んでしまうと思ったそうです。怪我をした後の2週間はベッドで寝たきりの状態でしたし、その後1か月以上も家に閉じこもったままでした。今でも階段を下りるのに10分かかり、とても辛そうです。以前は活発だった娘ですが、今は外に出るのも怖がっているし、傷痕を気にしています。それに夜になると犬が部屋に入ってくるのでは…と怯えて目を覚ましてしまうのです。なぜ娘が襲われたのかは分かりませんが、私は犬を処分してほしいと思っています。」
警察によると、この事故で犬の飼い主である34歳の女が逮捕起訴されており、現在法的手続きを進めているとのことだ。
イギリスでは過去にもアメリカンブリーによる事故が発生しており、世間から「この犬種の飼育について一刻も早い法規制が必要」といった声も少なくない。
ステイシーリーさんも、この犬種を飼育禁止犬リストに追加されることを望んでいるとして次のように述べている。
「あのような事故が起きたにもかかわらず、犬の飼い主は娘に会いにさえ来てくれません。アメリカンブリーは非常に危険な犬種です。それなのに人々はソーシャルメディアで見せびらかすためにアメリカンブリーを飼っているのです。もしジェリーが幼い子供だったら抵抗できず、命を落としていたかも知れません。あの犬を処分しない限り私たちは前に進むことができないでしょう。」
画像は『The Mirror 2022年8月21日付「Teen girl’s horror injuries as XL Bully dog tears chunks of flesh from her legs and arms」(stock image)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 上川華子)