中西本人も「センスで勝負したかった時期があった」と認めている。
そんな中西を変えるきっかけになったのが、当時バッファロー吾郎がプロデュースしていたお笑いイベント『ダイナマイト関西』。大喜利によるトーナメント戦を行う同イベントに出場した中西は予選を勝ち抜き決勝へコマを進めたが、そこで女優の伊藤修子と戦うことになったという。
自身も大喜利を得意とする川島でさえ「大喜利強いからな」と実力を認める伊藤との対決に「無茶苦茶緊張して、何も答えられなくて、ドン滑りして」と散々な結果だったという中西。その後楽屋に戻ると、同大会で優勝経験もある博多大吉から「お前、今日何ができた?」と厳しい言葉を投げかけられることに。「センスで勝負したい」と尖っていた当時の中西には随分響いたようだ。
このことがきっかけで「そこから今みたいに眼鏡をずらす芸に走り出しました」と明かしスタジオを笑わせた中西。川島が「よかったな、大吉先生に折ってもらってよかったな、鼻を(笑)」と語ると、中西も「大吉先生に目を覚まして頂いた。本当に先生です」と今ではすっかり感謝している様子であった。
そこからコツコツと実績を重ね現在の地位を確立したなすなかにし。もちろんそれは当人の努力の賜物であろうが、本人は「同じくらいの、同期ぐらいの芸人さんがみんな助けてくれてる感じがめっちゃある」とも語っており、その謙虚な人間性も成功の秘訣なのかもしれない。
画像2、3枚目は『なすなかの日常 2022年7月4日Twitter「おはようございます」』『川島明のねごと 2022年7月10日付Twitter「メガネの破壊音は「ニチニチ」」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 根岸奈央)