橋は290メートルと342メートルの2つのパートが組み合わさるようにしてできている。またガラス製の床は40ミリの強化ガラスを3層にした構造で、建築製品などを高度な技術によって生産するフランスの会社「サンゴバン(Saint-Gobain)」から取り寄せたものだ。耐荷重は5トンと設定されているが、安全性を考慮し一度に渡ることのできる人数は500人までと決められている。
「26 Moc Chau Tourism Company」の副社長であるマイ・チ・トゥエさん(Mai Tri Tue)は「この橋の開通により、モクチャウ県に地元の人だけでなく外国人観光客の誘致にも繋がると期待しています」と観光産業がコロナ禍で受けた打撃の回復を願っている。
なお現時点でギネス公式記録となっている歩行者専用のガラス橋は、中国の広東省清遠市にある全長526メートルの橋だ。マイさんは「世界最長の歩行者専用ガラス橋として、ギネス認定を受けるための書類を提出しました」と明かしており、これが認められればバクロン橋が記録を更新することになる。
しかしながらガラス橋による事故は度々報じられており、過去には中国の吉林省延辺朝鮮族自治州の吊り橋で強風に煽られてガラスの床が割れて落下してしまい観光客が取り残されてしまうケースも発生していた。
画像は『Mộc Châu Island 2022年2月14日付Instagram「Những cây cầu luôn tạo ra một sức hút mãnh liệt,」「Cầu kính Bạch Long vươn mình dưới ánh nắng rực rỡ của ngày cuối năm」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)