当時15歳だった2人は同年代のボーイフレンドを見つけるため自分の年齢、容姿、連絡先などを綴っていたそうだ。
トレイシーさんがこの出来事をSNSに投稿したところ話題となり、後にインターネットでジェニファーさんを見つけることができたという。そしてテレビ電話でジェニファーさんと連絡を取り、発見したメモを見せた。
この知らせを受け、本当に驚いたと話すジェニファーさんは当時のことをこのように明かした。
「ジャネットと私はとても仲が良く、学校が休みの期間もよく一緒に過ごしました。川にボトルを投げたのは日帰りでサウスフェリビーに旅行した時だったと思います。当時はただ男の子のペンフレンドが欲しかっただけで、私たちの書いたメッセージにもし返信があったら楽しいなと思って。ボトルの中のメッセージのことはすっかり忘れていましたが、半世紀を経てこんなに良い状態で残っているなんて信じられません。それに私たちがボトルを投げた場所とトレイシーさんが発見した場所はほぼ同じであることが分かったのです。ボトルを投げた後、そのまま泥の中に沈んでずっとそこにあったのでしょう。本当に信じられないし、56年間もそこに放置されていたなんておもしろいですね。」
学校を卒業してからはジャネットさんとの連絡が途絶えてしまったが、ジェニファーさんは現在、彼女ともう一度会いたいと考えているそうでこのように述べている。
「私は20歳までグランサムに住んでいましたが、1973年に保育園の看護師として働くためオーストラリアのシドニーに移住しました。メッセージボトルがきっかけとなってボーイフレンドを見つけることはできませんでしたが、49歳の時にバーミンガム出身の素敵な男性と出会いました。でも残念ながら4年前に亡くなってしまいました。ジャネットは今もグランサムに住んでいるとのことなので、また連絡が取れたら嬉しいです。彼女に挨拶をして、お互い歩んできた道について語り合いたいですね。」
画像は『BBC News 2022年4月6日付「Boyfriend message in a bottle appeal found in Humber Estuary 55 years later」(SCUNTHORPE LITTER PICKERS)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 上川華子)