エリザベス女王(95)が、ロンドンのウェストミンスター寺院で行われた故エディンバラ公フィリップ王配の追悼礼拝に出席した。女王はアンドルー王子に付き添われて寺院に到着し、讃美歌を合唱する際には涙ぐむ姿も見られた。
ロンドンのウェストミンスター寺院で現地時間29日、エリザベス女王の夫エディンバラ公フィリップ王配の生前の慈善活動やパトロン活動を感謝する追悼礼拝が執り行われた。
フィリップ王配は昨年4月9日、老衰のため99歳で崩御した。同寺院は、女王が1947年11月に王配とのロイヤルウエディングを執り行い、1953年6月には戴冠式を行った思い出深い場所だ。
女王は昨年10月に検査のため入院して以来、城外での対面式公務を控えている。体調が万全でないため移動するのが難しく、半年前から愛犬の散歩もできなくなったと報じられていた。
今年2月には新型コロナウイルスに感染し、今月14日にウェストミンスター寺院で開催した「コモンウェルスデー記念式典」も欠席したことから、今回の出席についても懸念されていた。
しかしバッキンガム宮殿が29日朝に女王が出席すると確認したことから、最終決断はウィンザー城を出発する直前に下されたとみられる。
英メディア『Daily Mail Online』によると、女王はロンドンにあるウェストミンスター寺院に向かうため、