現地時間17日に執り行われた故エディンバラ公フィリップ王配の葬儀で、エリザベス女王が黒いハンドバッグに思い出の品を入れていたことが明らかになった。女王は王配が愛用していたハンカチや写真を忍ばせ、夫との別れを見守った。王配の棺の上には、女王が選んだ花束と手書きの手紙が添えられていた。
葬儀に参列したエリザベス女王は、コロナ規制のため他の王室メンバーと離れて1人で座った。この日、女王は喪服に合わせた黒いハンドバッグを持って教会に入った。
『Daily Mail』の王室情報筋は、女王が事前にハンドバッグの中にフィリップ王配との思い出の品を入れることを計画していたと明かしている。
女王が選んだのは、王配のトレードマークとして知られる白いハンカチだ。高級紳士服の仕立て屋街として知られるロンドンのサヴィル・ロウにあるケント&ヘイスト(Kent & Haste)によるもので王配は生前、正方形のハンカチを几帳面に折り畳み、スーツの胸ポケットに入れてその姿を覗かせていた。このスタイルは王配の定番の着こなしとして有名だった。
女王はハンカチの他にも、マルタ島で撮影したとみられる夫婦の思い出深いツーショット写真を入れていたという。1947年に結婚した女王と王配は1949年から1951年の間、王配が海軍士官として駐在していたマルタ島に数か月間住んでいた。
新婚時代を過ごしたマルタ島は、2人にとって特別な思い出がある場所だ。女王はのちに、