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writer : tinsight-iruy

【海外発!Breaking News】重い感染症から回復した犬、芸の才能が開花し心肺蘇生法を習得(スコットランド)<動画あり>

生後8週間のレオを迎え入れてすぐのことだった。犬の障害物競走のトレーニングを行うアジリティクラスに連れて行こうと思っていたがロックダウンの影響で行けなくなってしまったため、代わりに芸を教え始めたという。

「レオを初めて見た時、家に連れて帰る前の時点で相当賢い子であると感じていました」と才能を見抜いたエミリーさんは、もともと飼っていたきょうだい犬である“フィービー(Phoebe)”と一緒に毎週新しい芸のトレーニングを行っている。

レオはこれまでにおもちゃの輪を支柱に重ねたり、洗濯物カゴを開けて中に物を入れ最後に自分で蓋を閉めるといった芸を習得してきた。全てエミリーさんの指示に忠実に従うため、練習中のレオは常にエミリーさんに真剣な眼差しを向けている。

小さな救急バッグを持ってダミー人形のそばに到着(画像は『Emily Anderson 2022年1月23日付Instagram「Leo the first aider!」』のスクリーンショット)

輪入れの芸については、エミリーさんはまずレオに物を口にくわえさせて洗濯カゴに落とすことを教えることから始め、徐々に落とす対象を小さくし、最終的には支柱に輪を落として積み重ねることができるようになったそうだ。エミリーさんは「レオはトレーニング中はとても楽しそうにしていますが、フィービーはおやつをもらうためにやっているようです。フィービーはレオほどトレーニングに熱心ではありません」と2匹の様子を明かしている。

飼い主の合図で呼吸を確認するレオ(画像は『Emily Anderson 2022年1月23日付Instagram「Leo the first aider!」』のスクリーンショット)

毎日楽しそうにトレーニングを行うレオだが、2020年3月に感染症の一種であるジアルジア症にかかり生死を彷徨うほど弱ってしまったことがあった。通常ジアルジア症は重症にはならないそうだが、レオはショック状態にまで陥るほど悪化してしまったのだ。

ジャンプしながら胸部圧迫するレオ(画像は『Emily Anderson 2022年1月23日付Instagram「Leo the first aider!」』のスクリーンショット)

数日で回復できたレオだったが精神的なダメージが大きく、それからは不安そうに過ごしていた。以前のように楽しく過ごしてほしいと思ったエミリーさんは、レオの不安を吹き飛ばすためにトレーニングに夢中になってもらおうと練習量を増やしたという。レオの賢さはこうした過去が要因の一つなのかもしれない。

呼吸を確認するレオは真剣そのもの(画像は『Emily Anderson 2022年1月25日付Instagram「CPR dog!」』のスクリーンショット

ちなみに2018年にはスペインで、倒れた警察官に警察犬が心臓マッサージを施す訓練の様子を捉えた動画が話題を呼んでいた

画像は『Emily Anderson 2022年1月15日付Instagram「Leo the first aider!」、2022年1月23日付Instagram「Leo the first aider!」、2022年1月25日付Instagram「CPR dog!」、2021年12月29日付Instagram「Helpful spaniel!!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

洗濯物の回収もお手のもの(画像は『Emily Anderson 2021年12月29日付Instagram「Helpful spaniel!!」』のスクリーンショット)

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