ジャクリーンさんの弁護士チップ・ブルーカー氏(Chip Brooker)は次のように指摘した。
「夫妻の玄関ドアには犬が狂暴であることを警告するプレート看板が掲げられ、『クレイジー・ドッグ。ドアをノックしたりドアベルを鳴らしたりせず、電話かテキストメッセージを送って下さい』と書かれていた。また宅配業者にも荷物は玄関脇に置くよう促していた。夫妻は通常、犬をケージに入れており、危険な犬であることを十分認知していた。それにもかかわらず犬のしつけや訓練をせず、ジャクリーンさんに安全な環境を提供することを怠った。」
2頭は現在、コッペル市の管理下に置かれており「安楽死させるべき」との声もあがっているが、ブルーカー氏は犬が本当に危険であるかを見極めるためにもしっかりとした検査を行うべきと主張、ジャクリーンさんが1億1500万円(100万ドル)以上の損害賠償を求めていることを明かした。
テキサス大学ダラス校に通っていたジャクリーンさんは現在も入院中で、今後も複数回の手術が予定されているという。事故はジャクリーンさんの誕生日の1日前に起きており、ブルーカー氏は「彼女にとっては一日一日が闘いであり、その強さには感心させられるばかり」と述べるも、「いまだ夫妻からは謝罪の言葉はない」と続けた。
ジャクリーンさんは自身のFacebookに「人生のつらい時にたくさんの愛とサポートをありがとう。私は毎日少しずつだけど良くなっているわ」と気丈な投稿をしており、このニュースには「顔に一生残る傷でしょう。100万ドルでも足りないと思う」「飼い主は犯罪者」「必ずと言っていいほどピットブルが関わっているよね」「飼い主はなぜ危険な犬をケージから出したのか。信じられない」「危険な犬を飼うならしつけをしないと」「早く良くなることを祈っている」といったコメントがあがっている。
画像は『7NEWS 2022年1月28日付「US student Jacqueline Claire Durand sues owners after alleged ‘mauling’ by dogs in ‘bloodthirsty’ attack leaves her disfigured」(Credit: Brooker Law PLLC)』『New York Post 2022年1月28日付「Texas college student loses parts of her face in vicious attack by two dogs」(Jacqueline Durand/Facebook)』『CBS News 2022年1月28日付「Texas college student loses her ears, nose and lips after being attacked by dogs, lawsuit alleges」(DALLAS COUNTY COURT FILING)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)