自身の病気についてこのように語った。
「私が4歳の頃にはすでに、飲食後の痛みを避けるために食事の量を減らしていたわ。でもSMA症候群と診断されたのは7年前のことだった。それまでは摂食障害の1つである『拒食症(神経性無食欲症)』と言われていたの。」
「SMA症候群と判明するまでの治療のほとんどは効果がなく、私はトラウマを抱えていたわ。だって25年もの間、精神に障がいがある患者として扱われ、数か月から1年をかけて体重を増やす治療を続けてきたの。体が食事を受け付けることができないのに、無理やり食事をさせられるという屈辱的な扱いを受けてきた。私が食事を摂らないのは痩せたいからではなく、痛みが原因だったのに…。」
「一度は鼻からカテーテルを入れて胃に栄養剤を挿入する方法も取られたわ。でも症状は悪化する一方で、背中が痛んでむくみ始めたの。胃腸科の医師は便秘だと主張したけど、私は別の医師の診断を仰いだ。そしてCTスキャンの結果、SMA症候群と判明したのよ。」
なお2月に予定されているドイツでの手術は、SMA症候群の患者をサポートするFacebookグループからの紹介だったそうで、ニコレットさんは「手術を受けるのが待ちきれない」と語ると、今の心境をこう吐露した。
「誤診に関しては誰も責めるつもりはないし、むしろ私を治療してくれた医師らには感謝しているの。ただ私の体重は平均を大きく下回り、もし手術をしなければどんどん弱って死んでしまうでしょう。私の生活の質をあげるには、この手術が唯一の希望。成功する保証はないけど、これが最後のチャンスだと思っているわ。」
なお手術には少なくとも約785万円(5万ポンド)がかかるため、ニコレットさんは今月初めにクラウドファンディングサイト『GoFundMe』を開設し寄付を呼びかけた。現在集まっているのは約204万円(1万3千ポンド)ほどで、ニコレットさんには「闘い続けて!」「応援しているよ。負けないで」「これはつらいだろう。手術が上手くいくといいね」「幸運を祈る」といった励ましの言葉が多数届いている。
画像は『The Sun 2022年1月7日付「FIGHT FOR LIFE I weigh just 3 stone at 36 as rare condition is starving me to death」(Credit: BPM)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)