身長170センチで体重が320キロを超えてしまった幼稚園教諭の男性がダイエットに挑戦し、今年6月に米テレビ局『TLC』でドキュメンタリー番組が放送された。男性はその後も地道に減量を続けており、SNSでそのプロセスを発信して話題となっている。『The Cinemaholic』などが伝えた。
米ジョージア州エレンウッドに住むジョージ・コビントンさん(George Covington、46)は、常に肥満に悩まされてきた。小学校に通う前からダイエットに挑戦したほどで「みんなジョージとは呼んでくれなくてね。いつも『ビッグ・ガイ(身体が大きい奴)』と言われていたよ」と明かしている。
しかしジョージさんのダイエットが成功したことはなく、高校生の時に付き合った彼女には「あなたのようなデブと付き合いたいと思う人なんていないでしょうね。あなたは一生彼女ができないわよ」と言われて振られ、深く傷ついたという。
そんなジョージさんは昨年6月、ドキュメンタリー番組で「振られてからというもの、大きな身体の自分は価値のない人間だと思うようになってしまって。周囲には幸せなふりをしていたけど、心の底では惨めで仕方なかった。だからさらに食べることで心を満たしていたんだよ」と精神的な問題を抱えてきたことを吐露、その後の体重増加についてこのように説明した。
「幼稚園の先生になってからは運動することがめっきり少なくなってね。出勤した後に教室の机に座るとそのまま移動しなくなって、一時は体重が321キロ(709ポンド)にもなった。10歩歩くのさえやっとの状態で、同僚が園児たちをランチルームや帰宅時のバス乗り場まで連れていってくれるんだよ。それに幼稚園の教室から教室への移動も大変だから、途中で休憩できるように廊下に椅子を置いてもらっている。園児たちと遠足に行ったり床の上に寝転がって一緒に遊びたいのは山々だけど、それができなくなってしまったんだ。」
「ただ私のような肥満だと就職できないことがほとんどだから、仕事があるだけラッキーだと思っているよ。でもデートもできないし外出だってままならない。毎日生きているってだけで、人生を楽しめてはいないね。」
実はジョージさん、同僚のシンセラさん(Cencera)と1年余り付き合ったものの、