ダウン症であることを保健機関に登録しておらず、必要なケアは受けていなかった。
ケジオラ氏はさらに「ウィローちゃんには、栄養不足や慢性的な脱水症状により引き起こされる膵炎の症状も見られました」と明かし、2018年当時の身長と比較した結果、「時期ははっきりと分かりませんが、成長が止まってしまったようです。感染症や継続的な病気により、かなり早い時期から苦しんでいたことも考えられます」と語った。
なおウィローちゃんの実母は分娩後に死亡しており、ウィローちゃんは親戚家族と一緒に暮らしていたが、のちにマークが7歳の兄と共に引き取っていた。しかし近所の住人らは事件後、「あんな小さな子が住んでいたなんて全く知らなかった。敷地内でウィローちゃんを見たことは一度もない」と口々に語り、ショックを隠し切れない様子だったという。
マークとシャノンは現在、未決勾留されており、高等裁判所での裁判の日程はまだ確定していない。
ちなみに育児放棄の末に子供が犠牲になる事件はたびたび起きており、今年8月にはイギリスで6日間パーティ三昧で1歳娘を餓死させた19歳の母親に懲役9年の判決が、またロシアでも、3歳以下の子供2人を自宅に置き去りにして友人らと飲み歩き、生後11か月の息子を餓死させたとして、25歳の母親に懲役14年の判決が言い渡されていた。
画像は『The Sun 2021年12月9日付「VILE CRUELTY Disabled girl, 4, was ‘eaten by rats’ after being ‘starved & left to die’ as parents charged with murder」(Credit: PA)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)