瞼がくっついて離れないうえ、まつげに強力瞬間接着剤が塊になって付着した状態に「僕は一生このままで過ごさなければならないのではないかと心配で仕方なかった」と当時の胸のうちを明かしている。
しかし幸いなことにルパート君は視力に影響が出ることはなく、強力瞬間接着剤が入ってしまった目は現在、100%元の状態に回復している。
専門家によると瞬間接着剤が目に入ってしまった場合はすぐ水で洗眼し、医師の診察を受けることが大切だという。また眼球を傷つけることがあるため瞬きを避け、目をこすったり溶剤を使うことはしないようアドバイスしている。
ちなみに迅速で的確な処置でルパート君を救ったYAAは2000年に設立された非営利団体で、ヨークシャーをベースに年間1500人の患者を搬送している。活動は寄付によって成り立っており、一日の維持費は約186万円(12000ポンド)で、年間では約6億8200万円(440万ポンド)にも上るという。
接着剤にまつわるアクシデントはたびたび起きており、今年2月に世界中を騒がせた「ゴリラ・グルー・ガール(Gorilla glue girl)」は記憶に新しい。ヘアスプレーの代わりに最強のスプレー接着剤「ゴリラ・グルー」を使った女性は、1か月髪が固まったままで緊急治療室に駆け込んでいた。
画像は『Gazette Live 2021年11月1日付「Dad accidentally super-glued son’s eye after mistaking tube for medical drops」(Image: Yorkshire Air Ambulance)』『Helicopter ER 2021年10月18日付Facebook「We have a few different companies based here at Church Fenton.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)