その靴を使って上の方にいたクモを叩き落とした。落下したクモの存在も確認し、念入りに叩いて退治する様子も捉えられていた。
また投稿された動画では聞こえないが、グウェンさんによると配達員はクモを見つけた時に「大きいな」と呟いていたそうだ。
この配達員にとってはクモ退治など些細なことだったかもしれないが、家から出られないほど怯えていたグウェンさんにとっては配達員の姿がヒーローのように見えたのだろう。
グウェンさんがこの動画を自身のTikTokに投稿すると、現在までに1200万回超の再生回数を記録するほど大反響を呼んだ。コメント欄には「マントをしていないヒーローもいるんだ」「Amazonって本当に何でもしてくれるね」「この配達員は救世主だよ」と絶賛の声が集まっている。
その後、グウェンさんは一部の人から届いた「クモを殺してしまうのは可哀そう」というコメントを見て、動かなくなったクモをスコップですくい上げ、玄関脇の茂みに小さなお墓を作ってそこへ埋葬した。
なおクモを退治してくれた配達員にお礼をしたいグウェンさんだが、その後は再会していないという。グウェンさんは玄関先に「クモを退治してくれたAmazonの配達員さん、ありがとう!」と書いたホワイトボードを置いた。
さらにTikTokの投稿には、ユーザーから「配達員は独身なのか」「彼には10億ドル(約1100億円)ボーナスをあげたい」などの声も届いた。グウェンさんはホワイトボードに「TikTokであなたのことが話題になっていますよ」とも記していたが、最新の投稿では「彼を見つけました! 近日中にアップしますね!」と報告している。
画像は『Spider Gwen 2021年7月14日付TikTok「Help me find this driver so I can thank him!」、2021年7月15日付TikTok「For the people saying he didn’t deserve to die」「Reply to @gwenniesanchez Part 2?」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)