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writer : sekihara

【海外発!Breaking News】「ズボンがはけない」「嫌いなサラダが食卓に」…緊急事態でないのに911コールした子供たち

オペレーターのクリス・クロウさんは少年を叱ることなく「わかった、手伝ってあげるよ。今すぐに答えが浮かばないからちょっと待って」と対応した。いくつかのやり取りをしたところ、少年は3052を71で割った答えを求めていることにクリスさんは気付き、丁寧に計算機で答えを確認して「計算すると42.98と出るね。切り上げると答えは43になるかな」と伝えたそうだ。少年はクリスさんに礼を述べ通話は終了となった。

同じく学校で出された宿題の答えが分からないと911コールした例は他にもある。2019年には米インディアナ州で少年が「ものすごい量の宿題があるんだけど…」と911に緊急通報してきたという。通報を受けた女性オペレーター、アントニア・バンディさんは、宿題の内容とつまずいている問題を聞き出すと、算数の分数の問題を一緒に解いてあげた。最後まで少年の対応をしたアントニアさんには「これは微笑ましい。アントニアさんありがとう」「なんて素晴らしいの。少年の一日を良い日にしてくれてありがとう」といった称賛の声が集まった。

少年の宿題を手助けしたオペレーター、アントニア・バンディさん(画像は『abc7chicago.com 2019年1月26日付「911 dispatcher assists young boy with homework emergency」(Lafayette Police Department)』のスクリーンショット)

他にも2018年にカナダで当時12歳の少年が「親が僕の嫌いなサラダを出した」、そして当時7歳の少年がクリスマスプレゼントが気に入らないと911に緊急通報した。サラダ嫌いの少年から通報を受けたノヴァスコシア州王立カナダ騎馬警察(RCMP:Royal Canadian Mounted Police)の警察官はこの時、少年に緊急ダイヤルの適正な使い方を指導するための良い機会だと判断し出動することにした。ところが少年とその両親に対して緊急ダイヤルは非常事態の時にだけ利用するものだと懇々と説明した警察官に向かって、少年の両親は「なんて大袈裟な…」と悪びれる様子がなかったという。

RCMPのダル・ハッチンソン巡査によると、緊急コールの悪用には罰金が科せられるが、このサラダ嫌いの少年には罰金を科すことは無いそうだ。巡査はRCMPの公式Facebookに「911の不適切な利用は子供だけでなく全ての年齢層に当てはまります。それは本当に必要な時の通報に対しての足かせとなってしまいます。本当の緊急事態を最優先できるように不適切な通報を排除しなければなりません」と綴っている。

画像は『WSPA 2016年3月3日付「Toddler calls Greenville 911 with “pants emergency”」』『abc7chicago.com 2019年1月26日付「911 dispatcher assists young boy with homework emergency」(Lafayette Police Department)』『Royal Canadian Mounted Police in Nova Scotia 2018年6月14日付Facebook「Dislike for salad results in 911 call.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 関原りあん)

ノヴァスコシア警察の公式Faebookに投稿されたメッセージ(画像は『Royal Canadian Mounted Police in Nova Scotia 2018年6月14日付Facebook「Dislike for salad results in 911 call.」』のスクリーンショット)

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