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writer : ac

【海外発!Breaking News】80万頭以上の野良犬に「第二の人生を!」地域に根差し600頭を保護するタイの施設<動画あり>

タイには野良犬が驚くほど多い。2019年6月の『Journeying The Globe』のデータによると、タイ国内には約850万頭の犬が暮らしており、そのうちの約10%の85万頭が野良犬だそうだ。また野良犬のうち73万頭は飼い主に捨てられた可能性が高いという。そんなタイで今から約10年前、捨てられた犬の保護を始めた男性がいる。『Bored Panda』などが伝えた。

スウェーデン出身のマイケル・J.ベインズさん(Michael J. Baines)は、タイの首都バンコクから車で約1時間半に位置するチョンブリ県バンセーンで犬の保護施設を運営している。マイケルさんは2011年、同地でレストランを開業しシェフをしていたが、ある日店の前に1頭の犬がやってきたことで人生が変わったという。

「犬は具合が悪そうで、『助けて』って目で僕を見てね。お腹を空かせていたから餌をあげたんだ。それからだよ、街にいる野良犬に目がいくようになったのは…。怪我をしている犬がいれば家に連れて帰ってケアし、そのうち一日3回、街にいる約80頭の野良犬に餌をあげるようになったんだ。車に自分で作った餌を載せてね。」

2011年に動物の保護活動を始めたマイケルさん(画像は『The Man That Rescues Dogs 2020年11月9日付Instagram「Happy Birthday Michael!」』のスクリーンショット)

そう語るマイケルさんは翌年、犬の保護活動をする非営利団体「The Man That Rescues Dogs(犬をレスキューする男、以下TMTRD」を立ち上げた。当時はまだ犬を保護する施設はなかったものの、2016年になると本格的にスタッフを雇い、空き家を借りてTMTRDの活動に本腰を入れた。

トラックに餌を載せて街をまわるマイケルさん(画像は『The Man That Rescues Dogs 2020年11月9日付Instagram「Happy Birthday Michael!」』のスクリーンショット)

そして2017年になると地方自治体のバックアップを受けて事業を拡大し、3500平米の敷地に引っ越した。敷地内には現在、リハビリ用の3つのスイミングプール、5つのシェルター、怪我や障がいを持つ犬約60頭を世話するケアセンターがあり、30人のスタッフとボランティアが約600頭の犬をケアしている。また2019年には動物クリニックをオープンし、獣医2人とアシスタント1人がフルタイムで働いている。

メインアシスタントとして働くクリス・チディチモさん(Chris Chidichimo)によると、

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