ブラジルの最南端リオグランデ・ド・スル州サン・レオポルドで今年1月、3本足の犬が飼い主の女に捨てられた。女が犬を置き去りにする様子は監視カメラが捉えており、SNSで拡散し大炎上した。しかしこの動画がきっかけとなり、捨てられた犬は新しい人生を踏み出したのであった。
今年1月、非情な飼い主の女に捨てられた犬の動画がSNSで拡散した。“タンタン(Tintin)”と名付けられた犬は動物保護団体に保護されたが、その時の動画が今月になって再び『LADbible』などで取り上げられた。
動画では白い車が誰もいない通りに停車し、運転席から降りた女が後部座席のドアを開けると、黒い犬が車から飛び出してくる。女は白い犬“タンタン”の頭部と腹部を掴んで車から降ろし、黒い犬には車の中に戻るよう指示をする。タンタンは尻尾を振りながら女にまとわりついているが、前足が1本しかなくうまく歩けないようである。
しかし女はそんなタンタンには目もくれず、黒い犬を車に乗せて後部座席のドアを閉め、運転席に戻ろうとした。タンタンは置いていかれるのを察したのだろう。女に近づこうとしているが、女はタンタンに「あっちへ行け」と指示し、あくまでも冷酷なのだ。
それでも離れようとしないタンタンに女はタンタンの頭を両手で掴み、そのまま道路に叩きつけるかのように放り投げた。不意を突かれたタンタンは顎から道路にスライドするように突っ込み、体勢を崩してしまう。不自由な足を引きずりながらも女のほうに向きを変えるタンタンは、