とても信じられなかったそうだ。
それでも2人は事実を受け入れ、お腹の中で成長する子ども達の誕生を心待ちにした。そして妊娠19週目の診察で、性別が分かったという。ヘザーさんは「私達は5人のうち何人かは男の子がいいなと思っていました。でもお腹の子はみんな女の子だったのです」と驚いている。
それもそのはずで、五つ子が全員女の子というのは、健康に生まれればアメリカ史上2例目という大変珍しい事例だったのだ。
五つ子ということで通常よりも早い出産になりそうだったが、お腹の子たちの成長が不十分だと判断した医師は、妊娠28週に入ったヘザーさんに胎児の成長を促すための投薬を行った。しかし投薬から2日でヘザーさんの身体は出産態勢に入ってしまった。
そして緊急帝王切開により、3分で5人の子全員が取り上げられた。しかし出産予定日は11月2日で、ヘザーさんが出産したのは8月と早産だったため、五つ子は最初の3か月を病院で過ごしたという。しっかりと成長できた子から順に、最初の子は10月31日のハロウィンに退院した。そして最後の子は12月2日に退院し、ようやく5人全員が家に揃った。
ハドリー(Hadley)、リーガン(Reagan)、ザリア(Zariah)、ジラ(Zylah)、ジョスリン(Jocelyn)の五つ子を自宅に迎えたヘザーさんは、次のように苦労と喜びを話している。
「本当に忙しいし疲れてしまい、頭がおかしくなりそうです。でも長女のソーヤーが、妹たちを自分の子どものように可愛がってくれるのです。」
「私達の住む町の人はみんな五つ子のことを知っていて、珍しい五つ子の誕生を喜んでいます。他の人に五つ子のことを伝えた時の反応を見るのは本当に楽しいですね。驚きのあまり近くにやってきて確認する人もいますよ。」
「6人の子ども達の母親であることは、本当に最高です。常に女の子たちに囲まれ、これ以上幸せなことはありません。」
画像は『The Sun 2021年1月26日付「HIGH FIVE We wanted just one more baby to complete our family – then fell pregnant with all-girl quintuplets」(Credit: Caters News Agency)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)