海外発!Breaking News

writer : flynn

【海外発!Breaking News】珍しくも切ない光景 ヒョウの赤ちゃんに優しく毛づくろいをする野生ヒヒ(南ア)<動画あり>

このように語っている。

「大人のバブーンがヒョウの赤ちゃんを運ぶことはあり得ないし、赤ちゃんは母親と一緒にいるべきなんです。この不自然な光景を目撃した人なら、バブーンがヒョウの赤ちゃんに興味を失って去っていくことを願っていたと思います。確率は非常に低いが、赤ちゃんが母親と再会するかもしれないと、皆が思っていたでしょう。しかしバブーンはヒョウの赤ちゃんに興味津々で、横で静かに座っていました。時々赤ちゃんをチェックして身体をやさしく撫でていました。」

このバブーンはヒョウの赤ちゃんを見守り、また赤ちゃんを抱いて群れについていくという動きを続けていたが、群れとの距離が広がり過ぎた頃、バブーンは赤ちゃんを抱いたまま叢の中に入って姿が見えなくなったそうだ。

ポールさんは「雄のバブーンと生きたヒョウの赤ちゃんという組み合わせを見ることは、二度とないだろうと思いました。しかし同時に苦い思いがこみ上げてきました。赤ちゃんが母親と離れて何時間も生きることができないと知っているからです」と、自然の掟に抗えない苦しみも吐露した。

そして偶然にも同じ頃、アフリカの野生動物を撮影する写真家のローレン・プレトリウスさんもバブーンがヒョウの赤ちゃんを抱いている光景に出くわし、優しくなでている姿が写真に収められている。ポールさんと同じバブーンだと思われたが、ローレンさんが見たのはクルーガー国立公園内のオリファント(Olifants)というモザンビーク国境付近で、500キロ以上離れた場所でポールさんが目撃した直後だったため、全く別のバブーンと赤ちゃんの組み合わせであることが明らかになっている。

画像は『LatestSightings.com 2020年12月1日「Baboons Steal & Groom 2 Leopard Cubs」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 FLYNN)

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