2人の結婚は「障がい者同士なら上手くいくだろう」と親同士が決めたという。
結婚12年になるサリマさんは「『なぜラティーフと結婚したの?』とよく聞かれるんだけど、そんな時は『親に勧められたの』って答えるの。それ以上のことはあまり話さないわ。結婚して子供もできたし、いい人生よ」と笑顔で語っている。
一方のラティーフさんは「結婚したことは心から良かったと思っている。お互いに支え合うことができるし、一人で生きていくのは寂しすぎるからね」と明かすと、娘についてこう述べた。
「長女が誕生した時はみんなで大喜びしたんだ。健康な子だったからね。今では障がいのない娘が2人もいて、私は本当に幸運だよ。娘は私の希望であり、私に勇気を与え、幸せにしてくれる存在なんだ。」
「だから娘たちにはしっかりとした教育を受けさせて、いい仕事に就いてもらいたい。そして幸せになって欲しいんだ。」
「ただ『この先、娘にも私と同じ症状が出るのではないだろうか』という不安は常にあるけどね。」
なお片親が神経線維腫症である場合、親から病気を遺伝する可能性は50%だが、ウルファトちゃんとリファトちゃんに父親と同じ症状は今のところ見られないそうだ。
ちなみにこのニュースには「この男性に救いの手を差し伸べる医師はいないのだろうか。クラウドファンディングサイト『GoFundMe』を開設したいよ」「小さなことで悩んでいた自分がちっぽけに思えた」「人を外見で判断してしまう今の世の中を変えていかなくてはいけない」「妻や娘に囲まれて幸せそうで良かった」「『人生は素晴らしい』と言える2人が素敵」「彼はとても強く美しい」といった声があがっている。
画像は『Barcroft TV 2020年12月17日付「They Call Me ‘The Man With No Face’ | BORN DIFFERENT」』『Born Different 2020年12月23日付Instagram「“I am lucky to have my daughters, they have become my hope, and that is what gives me courage and makes my life happy.”」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)