マイケル・ジャクソンが1983年2月に発売したシングル『今夜はビート・イット』(原題:Beat It)だろう。そしてギタリストやロックファンに衝撃を与えたのは、ヴァン・ヘイレンが1978年2月にリリースしたデビューアルバム『炎の導火線』(原題:Van Halen)ではないだろうか。
なかでも1曲目『悪魔のハイウェイ』(Runnin’ with the Devil)のミディアムテンポで重厚なバンドサウンドに続く2曲目『暗闇の爆撃』(Eruption)で見せたソロギタープレイは、ロックギターの歴史を変えるほどの破壊力があった。左手と右手の指でフレットを叩くように押さえたり(ハンマリングオン)はじいたり(プリングオフ)してトリルするいわゆる「両手タッピング」で違和感なくメロディアスなフレーズを弾くテクニックは「ライトハンド奏法」と呼ばれた。山本恭司は当時のギター雑誌でいち早く「ライトハンド奏法」を解説しており、さらに独自の工夫を加えてプレイしたものだ。
そんな山本恭司がTwitterでエディ・ヴァン・ヘイレンを偲んだところ、フォロワーから「悲しいです ずっとがんと闘っていたことはしっていましたし回復を願っていました でもいざこの時を迎えて自分に受けたショックの大きさに自分で驚いています ご冥福をお祈りします」、「エディのツイートが目に入るたび泣いてます」、「プレイヤー誌で対談されてたのを思い出します! その後、エディがインタビューでBOWWOWのみんなは、元気か?ってこたえていたのがファンとして嬉しかったです!」などの反響があった。
画像は『Kyoji Yamamoto(山本恭司) 2020年10月7日付Twitter「革新的でありながらいつも嬉しそうに物凄いギターを弾きまくる。」』『Michael Jackson 2020年10月7日付Twitter「We are saddened to learn of the passing of Eddie Van Halen.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)