なかでも一番合わなかったのは「NON STYLEさん」と三島が告白するとスタジオが爆笑に包まれた。
そのような低迷期を送っていた2人だが、あるときミルクボーイも出演したライブで「1分ネタコーナー」があり、ふざけて狂言風のショートコントを披露した。それがかなりウケたそうで、楽屋に戻るとミルクボーイの駒場孝が「今のネタ、本ネタにした方がいいんちゃう?」と勧めたという。そのときは「ふざけてやったネタだし…」とピンと来なかった2人だったが、その後も芽が出ない時期が続き、いよいよ解散を決意したときに思い出したのがその駒場のアドバイスだった。「駒場さん、あれ褒めていたなあ」と最後の舞台でその狂言風ネタをやったら大ウケして劇場のオーディションに受かったのだ。
ミルクボーイも売れずに苦労していた時期に「よう言うたな、駒ちゃん」と海原ともこは驚き、やすよも「それを聞けたのもすごい」とすゑひろがりずに感心した。すると三島が「大変なコンビ同士って仲いいんですよ。絆みたいなのが」と説明したが、ともこも普段はひけらかさない駒場が「(すゑひろがりずに)『ネタこれやってみたら?』って言ったことがあるんです。だから(『M-1』に)一緒に出られるのがめっちゃ嬉しいんです」と自ら話してきたと明かした。これにすゑひろがりずの2人は心底嬉しそうな表情を見せた。
三島はバラエティ番組『ロンドンハーツ』(テレビ朝日系)で下ネタエピソードを何度もいじられているが、楽屋では「三島が大活躍だった」と喜ぶ南條の横で三島は「最悪や。NHKとか絶対出られへんやん」とうなだれていたという。今後は舞台や営業で長く活動していきたいそうで「芸風がおめでたい感じなのでエロいキャラをつけたくない」と三島は主張する。しかし9日に「朝からわらたまどっかーんの収録へ行って参りました!」と南條はインスタグラムで報告している。「全人類笑かし大大名テツandトモのご両人にお会いし、いつか一緒に営業回りたいねと御声がけ頂きまして血湧き肉躍りました!」と嬉しそうだ。『わらたまドッカ~ン』はNHK Eテレの番組なので、三島の「NHKに出られなくなる」という心配は杞憂に終わったようだ。
画像は『【公式】やすとものいたって真剣です 2020年8月26日付Instagram「M-1ファイナリスト すゑひろがりずさん参上」』『すゑひろがりず南條 2020年8月9日付Instagram「朝からわらたまどっかーんの収録へ行って参りました!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 関原りあん)