さらに30日深夜の放送で岡村隆史が自ら謝罪することとなった。
岡村が「新型コロナウイルスの影響もあって経済的な問題で生活が苦しく、やむを得ず風俗業に就く方がいらっしゃることへの理解や想像力を欠いた大変な失言をしてしまい、情けないというのが正直な気持ちです」と詫びるなか、相方の矢部浩之が途中から出演して説教した内容が反響を呼んでいる。
矢部は岡村がパーソナリティーとして台本でなく自身の言葉で話していることから「全部お前が悪い」と切り出し、「根っこの部分で人間としておかしい。男尊女卑と思われても仕方ない」、「誰もおまえに注意しないから天狗になった」、「49歳で独身で恋愛経験も全然ないからこんなことになる」、「困ったら風俗ネタを出していたが、もう風俗ネタは二度とウケないし地上波は全カット確定」、「鬱の入院で辛い思いしたかもしれんけど、皆から優しくされてぬるま湯になった。鬱から復帰して頑張る姿を可哀そうと思われて今まで炎上しなかっただけや」といい聞かせたところ、ネット上で「岡村隆史に対する矢部浩之の発言が辛辣すぎる」、「間違えた時に愛のある説教されるのは、ありがたいことだ」と話題になった。
高須克弥氏は27日にTwitterで「ニッポン放送から岡村隆史君の発言についてオールナイトニッポンのスポンサーに対する謝罪があった。僕は失言に関しては、常に速やかな謝罪をすれば受け入れて許すよ。悩むな岡村くん」と励ましており、29日には吉本興業の公式サイトで謝罪したことを受けて「スポンサーとして、岡村隆史くんのお詫びを受け入れます。これからも応援し続けます。この問題は僕の中では終わりました。これ以上彼を追い詰めることに明確に反対します」とツイートしていた。
そうした経緯があるなか、このたび岡村がラジオ番組で生謝罪したことについて高須氏が「リスナーとスポンサーは了解したと思います。この話しはこれで終わりです」とツイートしたところ、フォロワーから「高須先生の大らかさにはいつも頭が下がります。国会で言ったんじゃあるまいしヒステリックに騒ぐ問題じゃないよ」、「岡村は岡村でリスナーを笑わせようとしただけなんだけどな。罪を憎んで人を憎まず 高須先生、これからも支援お願いします」、「多分自虐ネタで言った冗談なのに みんな真顔で怒りだしたからションボリしてないかと心配してしまいました」といった声が寄せられた。
一方では岡村による23日放送の発言に対して、Twitter上で「チコちゃんに叱ってもらいたい!」「女性軽視発言をした岡村隆史氏に対しNHK『チコちゃんに叱られる!』の降板及び謝罪を求める署名活動を」と呼びかける動きもあり、さらに「ナインティナイン岡村隆史さんを起用し、女性の貧困問題やフェミニズムについて学べる番組を制作・放送してください」という呼びかけも行われている。
そうした動きに対して、「女性軽視してるのは性風俗で働いてる女性を差別しているあなた方だと思います」、「腹を立ててる人は、まるで夜の仕事をバカにしてるように感じます。私も夜の仕事ですが、不快ですね」、「(署名活動を)見たら笑ってしまいました。私たちは搾取されて貧困らしいですよ。お客様は女性蔑視してるらしいです笑 風俗と売春の区別もわからない人に、社会のなにを変えられるんでしょうね。誰がなにに怒ってるんですか?って感じです」といった声が見受けられた。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)