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writer : tinsight-ikumi

【海外発!Breaking News】新型コロナと闘う―ロンドン編 自宅に届いたジョンソン首相の手紙と女王のスピーチ 静かに助け合う人々

駅の入り口にはソーシャルディスタンスの注意書きがあちこちに立ち並ぶ。道路を走る車の数はまばらだが、ジョギングする人の姿は以前より多く見かけるようになった。

駅入り口に貼られたソーシャルディスタンスの注意書き

そんな生活の中、つい先日、ジョンソン首相からの手紙が届いた。ソーシャルディスタンスに関するルールと、感染防止のために協力を願うといった内容が綴られていた。

「一度に多くの人達の体調が悪化するとNHSが対処できなくなり、命に危険を及ぼします。できるだけ多くの命を救うため病院での蔓延を遅らせ、治療を必要とする人の数を減らすことが必要です。」

封書には、手紙のほかにソーシャルディスタンスや正しい手洗いの方法、感染症状などについて書かれたリーフレットが同封されていた。

ジョンソン首相からの手紙に同封されていたリーフレット

毎週木曜日の午後8時は、玄関先に出て最前線で働く人たちに拍手を捧げている。この数分間は、住民たちがお互いの姿を確認し合える時間でもある。各家庭の窓には子供たちが描いた虹の絵が貼られ、医療従事者への感謝を伝えている。今朝も、一人暮らしの高齢者に食料品を届けるボランティアを見かけた。こんな風景を見るたびに心が温まる。

イースター休暇中の11日にはエリザベス女王によるスピーチが流れ、自宅待機する国民たちを勇気づけてくれた。暗いニュースが流れる中、人々は静かに助け合いながら、いつか笑顔で再会できる日を待っているのだ。
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)

普段は観光客で賑うトラファルガー広場も閑散と

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