真黒な画面上に「嫌悪感を抱いた」とコメントした。
2019年には、フランス人の女性がポランスキー監督から性的被害を受けたという新たな告発をしている。そのため授賞式当日にはポランスキー監督のノミネートに抗議するフェミニスト活動家達が集まり、会場前でプロテストを行っていた。ポランスキー監督は事前に身の危険を感じていると話しており、本人と撮影クルーは式典に出席しなかった。
今回のセザール賞におけるポランスキー監督のノミネートはフェミニスト活動家らを憤慨させ、賞のボイコットを呼びかける運動にまで発展した。こういった動きの中、2月初めにはセザール賞理事会のメンバー全員が辞任している。式典後には総会を開催し、新しい理事を選出する予定とのことだ。
式場を真っ先に退場したアデル・エネルは先日、米紙『The New York Times』のインタビューに応じ、ポランスキー監督がノミネートされたことについてこう語っていた。
「ポランスキーの名を際立たせることは、すべての犠牲者を軽蔑することになる。女性に性的危害を与えることが、さほど悪いことではないと言っているようなものよ。」
A l'annonce du César de la Meilleure Réalisation pour Roman Polanski ("J'accuse"), Adèle Haenel quitte la salle.
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— CANAL+ (@canalplus) February 28, 2020
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)