現地時間2月12日、ロンドンのブリクストンにある「O2アカデミー」で英音楽賞「NMEアワーズ」が開催された。当日、年間ヒーロー賞(Hero Of The Year)を受賞した英人気ラッパーのスロウタイ(Slowthai)が観客の言葉に逆ギレして大暴れする一幕があった。プレゼンターの女性にセクハラ発言を放ったり客席にマイクやグラスを投げて暴言を吐くなどし、会場は一時騒然となった。
「NMEアワーズ」授賞式で年間ヒーロー賞を受賞したスロウタイ(25)はステージに上がり、プレゼンターを務めるカナダ人コメディアンのキャサリン・ライアン(36)から温かく祝福された。
この日、スロウタイはステージ上でキャサリンに対してセクハラめいた言葉を連発した。胸元が大きく開いたドレスを着たキャサリンの胸元に顔を近づけたり、女性器を思わせるみだらな言葉を放つなどして、観客にショックを与えたのだ。
「ベイビーガール。」
「俺のコロンの匂いを嗅いで。いい匂いだろ?」
「俺みたいなプレイをしてくれる奴は、ほかにいないぜ。」
この行動を見ていた客席から「女性差別だ!」というヤジが飛んだ。スロウタイはこの言葉に逆ギレし、観客に向かって暴言を放ち始めた。
「女性差別だと? 俺は平等主義なんだ。ジョークが分からないなら座ってろ。」
「俺のスピーチを台無しにしてくれて、どうもありがとな。」
そう言い放った後、