「その日が来るまでは、ハルクをクローバーの葉のような“幸運のお守り”だと思って育てたいと思います。ハルクは特別なんですよ」と明かし、大切そうにその胸に抱えた。
なお緑色の仔犬の誕生はこれまでも何度か話題になったが、同州ウェインズビルにあるジュナルスカ動物病院(Junaluska Animal Hospital)の獣医看護師であるスザンヌ・チャンチューリさん(Suzanne Cianciulli)は「緑色の秘密は胎便にある」と指摘する。出産にかかる時間が長すぎるなどして胎仔に過度なストレスが溜まると、羊水の中で胎便を排出してしまうという。ハルクは4番目に産まれており、実際のジプシーの分娩時間は3時間だったが、せっかちなハルクは外に出るのが待ちきれなかったのか、それとも苦しかったのか、羊水の中で排便。そしてその後、白い毛が緑色の胎便の色に染まったまま誕生したと見られている。
また専門医によると、仔犬がなかなか産まれない状態で母犬から濃緑色の分泌物(おりもの)が確認される場合、誕生する仔犬が胎盤内に存在する色素で緑色に染まることもあるそうだ。ただこのケースでは、早期に胎盤が剥離していることが多いため注意が必要とのことだ。
画像は『Chris D Grigg 2020年1月15日付Facebook「Little pick me up for everyone!! Our German Shepherd graced us with a “Green” pup, “Hulk” is 5 days old!!! ENJOY! Shana Louise Stamey」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)