「だからしゃべる方が好きで、べらべらしゃべる夫を選んでしまいました」と夫で俳優の唐沢寿明と結婚した一因を明かした。
また表舞台から遠ざかっていた期間について、山口は「『何をしていたんですか』とよく聞かれるんですよね」と切り出した。世間のイメージとしては主婦業に専念していたのではないかと言われるが、『ロングバケーション』が終わったときに余裕ができた山口は「自分にとってやりたいことは何だろう」「俳優という仕事をいただいたからには何か人間として成長しなければいけないのではないか」という思いがふつふつと湧き上がってきたそうだ。そして「もっともっと世界を知りたい」という気持ちが芽生えた山口は「旅がちな日々を送っているうちに20年、30年経ってしまった」と振り返った。まず西洋画家の人生を辿り、次に日本の職人を追いかけ、さらに民族音楽に没頭した。日本の職人からは「時間をかけてちゃんとしたものを作っていいんだ」というエンターテインメント業界にも通じるメッセージを受け取り、大変感銘を受けたという。
番組内では冒頭に受験生から届いた「山口さんはどうやってセリフを覚えていますか。暗記物が苦手です」という質問メールに、自身と夫のエピソードを交えて「どんなことにも近道はないです。とにかくやるしかないと思っています」などと回答したり、自身の好きな中南米の国ベリーズのガリフナ民族の音楽をかけたりと、山口ワールド全開だった。
番組最後には「本当にね、まだまだしゃべりたい。どうしましょう。こんなに私、無口なはずだったのが信じられない。皆さんが聞いてくださっていると思うと次から次へとしゃべりたくなってしまいますね。不思議ですね」と新たな自分を発見したかのような山口智子。今後はラジオ出演も増えるかもしれない。
画像は『研音 – KEN ON Inc. 2019年10月5日付Twitter「研音創立40周年&ニッポン放送開局65周年 特別番組『KEN RADIO』本日よりスタート!!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 関原りあん)