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writer : ac

【海外発!Breaking News】368グラム、バービー人形よりも身長が低かった赤ちゃん 生後150日で退院(米)

「動脈管開存症という先天性心臓疾患を抱えていたカリーは、心臓の手術も受けなければなりませんでした。ただ幸いなことに、カリーには超低出生体重児にみられる脳出血や視力障がいはありませんでした。」

「カリーはほんとに小さくて、病院にあった一番小さなサイズのおむつでさえ大きすぎるほどでした。バービー人形よりも身長が低いあの子を見た時は、正直なところとても怖かったのです。でも病院のスタッフから『体調がいい日もあれば悪い日もあるのよ。決してあきらめないで』と励ましを受け、冷静に対処することができたのです。毎日が新しい発見の連続でしたが、なによりもカリー自身が数々の困難を乗り越えて闘ってくれました。」

「この数か月のカリーの成長は著しいものがありました。本来であれば子宮の中で成長するのでしょうが、娘の顔のつくりやサイズ、そして性格まで、日に日に変わっていくのが分かりました。」

「カリーを抱っこすることできたのは生後37日目でした。そして、生後100日目も病院でお祝いをしました。医師やスタッフには本当に良くしてもらいました。」

「カリーの現在の体重は約3175グラム(7ポンド)で、やっと平均の新生児のサイズになりました。まだ酸素と栄養を摂るチューブを外すことはできず、カリーはこれから自分で呼吸し、食べることを学んでいかなければなりません。それでも退院を迎えることができてとても嬉しく思っています。これから家族5人で過ごせることを楽しみにしています。」

誕生から150日で退院したカリーちゃん(画像は『FOX 10 Phoenix 2019年10月21日付「Baby weighing less than 1 pound at birth released from Phoenix hospital after nearly 150 days」』のスクリーンショット)

なお『Verywell Family』によると、在胎週数が22週の場合は生存率が10%と低いものの、23週では50~66%、24週では66~80%、25週では75~85%、26週では90%以上と高くなるそうだ。在胎週数が26週未満、または体重が800グラム未満の場合、脳性麻痺や精神発達遅滞、視力・聴力障がいなどのリスクは高いものの、医療の進歩によりカリーちゃんのような超低出生体重児の生存が可能になっているという。

画像は『FOX 10 Phoenix 2019年10月21日付「Baby weighing less than 1 pound at birth released from Phoenix hospital after nearly 150 days」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

指輪に手がすっぽり入るほど小さかったカリーちゃん(画像は『FOX 10 Phoenix 2019年10月21日付「Baby weighing less than 1 pound at birth released from Phoenix hospital after nearly 150 days」』のスクリーンショット)

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