エンタがビタミン

writer : sekihara

【エンタがビタミン♪】<浅田美代子インタビュー>里親になること「もっと普通に」 4匹と暮らし「保護犬はいいよと伝えたい」

現在4匹の愛犬と暮らしている女優の浅田美代子。4匹とも彼女が引き取った保護犬だ。保護犬に興味があっても「保護犬って本当に懐くの?」「しつけはどうなの?」など疑問がある人もいるだろう。テックインサイトでは動物愛護活動に携わっている浅田にインタビューし、保護犬との暮らしやその思いについて話を聞いた。

4匹の愛犬を連れてやってきた浅田美代子。犬たちを愛おしそうに見つめる顔はいつにも増してチャーミングだ。

■愛犬4匹はみんな保護犬
―まずワンちゃんの紹介をしていただけますか。
浅田美代子:10年前に引き取った「アヴィ」は、千葉の動物愛護センターにいた子です。「COO(クー)」は100頭ぐらいの多頭飼い飼育のレスキューに行ったときに引き取った子で、ダニが水玉模様のようになってすごかったですね。「与作」は悪徳ブリーダーで咳をしているからと処分されるところを引き取りました。昨年やってきた「カル」は「(チワワで室内犬なのに)外飼いの犬がいる」とある人から相談されて、飼い主に直談判してうちの子になりました。他にもこれまでには病気で治療もしましたが亡くなってしまった保護犬2匹もいました。

浅田美代子と愛犬(左後方:COO、左手前:カル、中央:与作、右:アヴィ)

■保護犬は可愛い!
―実際に飼ってみて保護犬のイメージは変わりましたか?
浅田:保護犬は懐かない、しつけができない、汚い、病気があるんじゃないかと言われることもありますが、すごくいい子が多いです。上から目線になってしまいますが、助けてもらったことが分かるんだと思います。ちゃんとした食事をしていなかった子もいるから「もう、おいしゅうございます!」って感じで食べてくれて(笑)、保護犬は本当に可愛いです。(しつけで言えば)この子(カル)は右目は失明しちゃっているし、左は白内障でぼわんとしか見えていないけど、ちゃんとおしっこシートを覚えてトイレも出来るようになったしペットショップで買った子が病気にならないかって言ったら、それはどの犬だって同じですよね。

■たくさんの感動をもらった犬との暮らし
―浅田さんの家に来た子たちはすぐに懐きましたか?
浅田:「アヴィ」は犬歯が折られていたり、お腹にずっときつく縛られていた虐待の痕があって人をとても怖がっていました。懐くかなと心配しましたが、思ったほどは時間がかからずに玄関まで迎えに来てくれたときは涙が出ました。顔も変わってくるんですよ。自分の地域でも最近(散歩で会って話をすると自分の犬が)「保護犬なんです」という方が増えていますが、一般の人たちにもっともっと「保護犬はいいよ」と伝えたいです。心を開いてくれたときは感動します。

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