他の出演回でも元カレのエピソードが少なくない。
今回は「カッパを信じない人は悪い人」との持論を語り、「カッパは緑で、好きな食べ物はキュウリと皆知っている。なのに信じないのはいい人と思えない」と説明したところ、さんまに「カッパが緑というのは最初に空想した人が言ったからやろ?」と指摘されても「たぶんそれは違いますよね」と否定する。
さらに「信じている人は成し遂げた人が多い。私たちなでしこジャパンでもメンバーは皆…聞いてはないですよ…でも信じてたし、夢があったり可能性を信じる人はいい人」と強引に進めて笑わせるも、さんまが「そうか夢がある人はいい人ってことやな、ETとか…」と寄せたのに「ETは信じない、居ないです、物語だから」と返した。
丸山桂里奈はどちらかと言えば王林よりも話している内容が伝わってくるが、辻褄が合わなくてもマイペースで強引に結論付ける展開が面白みだろう。
そして滝沢カレンは「棒状の棒」など少し変わった日本語で笑わせるが、エピソードの内容は意外にしっかりしている場合が多い。
今回は「10人くらいでお店に入ったところ、いろんな性格の人がいて、2人で喋ってる人がいれば、1人で喋ってる人もいて」と話し、さんまから「1人で喋ってるってどういうこと?」と突っ込まれていた。
彼女が意に介さず続けると「ある人が、ナン屋さん(カレー屋でナンがメニューにある)だったので『よし、せっかくだから何でもナンでも頼んじゃって』と私たちをまとめようとしてダジャレを言ってくれて、すごいいい人だと思った」というエピソードだ。
「それで、皆が笑ってまとまったのか?」と聞かれた彼女は、「その人が自分で笑っただけですけど、一気にまとまったんです」と明かして笑いが起きた。それでも冷静に状況を思い浮かべると、ほっこりとするエピソードではないか。
こうして比較すると、王林はネタをどのように広げようと考えながらトークしているように思え、丸山桂里奈は「カニの爪」や「カッパ」といった面白そうなテーマを用意している感じだ。対して滝沢カレンは、真面目に感心したエピソードを伝えようとしながら、おかしな日本語や解釈になってしまい笑いに繋がるのだから最も“天然”と言えそうだ。
これからも彼女たちがバラエティ番組に出演していたら、それぞれのトークにどのような特徴があるのか注目するとより楽しめるのではないだろうか。
画像は『滝沢カレン/karen takizawa 2019年8月6日付Instagram「みなさんにこんにちは 本日はまたまたご報告です」』『RINGOMUSUME OURIN 2019年8月6日付Instagram「#さんま御殿 ありがとうございました」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)