抱っこされていたローラちゃんに優しく声をかけた。その後ローラちゃんはブルックさんに手を伸ばして、安心したかのようにその胸に抱かれた。ブルックさんは「ハイ、ベイビー」とローラちゃんに話しかけたが、胸に迫るものがあるのだろう。声を詰まらせてローラちゃんの背中をさすり続けた。
そしてブルックさんはローラちゃんを膝の上に乗せ、聴診器でローラちゃんの心臓の鼓動を初めて聞いた。その表情からはブルックさんの中で切なさ、嬉しさ、そして様々な想いが交錯しているのが伝わってくる。
この2家族の対面の様子は病院のFacebookに投稿されており、ブルックさんはその胸のうちを次のように明かした。
「ローラちゃんを見た瞬間、私は心から愛おしいと思いました。『私の息子が彼女の中で生きているんだ』と心が震えたのです。彼女の心臓の鼓動は力強く、美しいとさえ感じました。息子はまだ私たちと一緒にいるのです。そしてローラちゃんを通して、一生終わることのない絆が生まれたのです。」
一方でマーガレットさんも「私たち家族と同じように、ローラのことを愛してくれるもう一つの家族ができたことは素晴らしいことです。キャッシュ君の人生はローラとともにあるのです」と語り、ブルックさんと固くハグを交わした。
なお全米臓器配分ネットワーク(UNOS)によると、2019年1月から6月の間にアメリカで行われた臓器移植は19,513件で、移植待機者リストには11万3千人以上が名を連ねているという。
画像は『Inside Edition 2019年8月1日公開YouTube「Mom Cuddles Baby Who Received Her Late Son’s Heart」』のサムネイル
(TechinsightJapan編集部 A.C.)