一旦症状が出ると連続的に眠りに落ちてしまうとされている。その後、大学に進学し心理学を学んでいたローダさんだったが、学年末の重要な試験中に症状が再び現れて眠り続けたため、3年生に進級できなかった。
「昨年の2月~6月には、数回症状が出て勉強にも集中できませんでした。何度か試験を欠席してコースワークの締め切りも見逃したから、コースを辞めさせられてしまいました。」
昨年5月にGP(一般診療所)を訪れたローダさんは、ロンドンの「St Thomas’ Hospital(セント・トーマス病院)」の専門医を紹介され、ついに9月にクライン・レビン症候群であると診断を受けた。大学側にその診断結果を伝えるも発覚が9月だったことから、結局進級は叶わなかった。しかし大学側が「特例」として認めたことで、ローダさんはコースに再登録できることになり、2年生としてもう一度授業に参加できるようになったという。
最近では3か月前に再び症状が出て、3日間で60時間以上も眠ってしまったそうだ。睡眠の間にはジャンクフードしか口にしないため、発症中は体重が増加する傾向にあるというローダさんは、最後にこのように語った。
「今は学校で追いつくための勉強が大変です。でも、病名がわかってからは症状についてより自覚するようになったし、今ではいつ症状が出るのかわかります。年を重ねるごとに症状が軽くなるようなので、いつか治まってくれることを願っているけれど、この疾患を自分の一部と受け止めて、病に人生を左右されないように生きていきたい。」
このニュースを知った人からは、「大学に行き続けるのは無駄では? そんな状態じゃ、社会人になってもどこも雇ってもらえないと思う」「故意にそんな症状になったわけではないし、人生あまり楽しめないなんて本当に気の毒ね」「眠くて試験ができないってほとんどの10代と同じだな」「二日酔いみたいな状態で眠ってしまうのかな」「治療法があるといいんだけど」といった声があがっている。
画像は『real fix 2019年3月25日付「One-In-A-Million ‘Sleeping Beauty Syndrome’ Leaves Uni Student Napping 20 Hours A Day」(SWNS/REALFIX)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)