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writer : ac

【海外発!Breaking News】女性には男性よりも長い睡眠時間が必要(英)

人間は平均7時間の睡眠が必要とされる。「寝る子は育つ」と言うが、私たちの脳は睡眠時にどのような働きをしているのだろうか? 『independent.co.uk』が伝えている。

英ラフバラー大学睡眠リサーチセンターの理事であるジム・ホーン教授のチームは、中高年世代の男女210名ずつを対象に「睡眠時間と脳の関係について男女の比較実験」を行った。これにより「女性は男性よりも長く眠ることが必要である」という興味深い結果が示された。

ホーン教授は「女性の脳は男性の脳よりも複雑で、日中より活発に働きます。女性はマルチタスク、つまり複数のことを並行してこなすことが可能と言われますが、これは同時に女性が脳を酷使し、脳が多大なストレスを受けていることを意味します。この疲労した脳を回復させるため、女性はより多くの睡眠時間が必要になるということがわかったのです」と明かす。さらに「女性は睡眠時間が足りないと精神的に不安定になり、うつや激しい怒り、相手に対して敵意をむき出しにするなどの症状が顕著に現れます。これは男性には見られない症状です」と語る。

脳の中でも睡眠を必要としているのは、思考、記憶、言葉と深くかかわりがある大脳である。この大脳を睡眠で休息させないと脳のメンテナンスが滞り、日中の活動に支障がでる。女性は男性より1日平均20分ほど多く眠ることでリフレッシュできるという。

しかし例外もあるようだ。ホーン教授によると「男性でも常に政策決定に関わる仕事をしている人、既存の概念にとらわれず視点を様々に変えて問題解決する(“水平思考”と呼ばれる)人ほどより多くの睡眠が必要であることがわかっています」とコメントしている。脳をきっちり休ませるにはやはり睡眠が不可欠と言えよう。

出典:http://www.independent.co.uk
(TechinsightJapan編集部 A.C.)