2月16日に自身のFacebookでこのように綴った。
「世の中には警官について嫌なニュースもありますが、全ての警官がそうではありません。悪い警官もいれば良い警官もいるわけで、彼らはしょせん私たちと同じ人間。結局のところ、彼らは法に従い仕事をしているにすぎず、市民を守るため懸命に職務に従事しているのです。今回、私がここに投稿したのは、娘が良い警官に巡り会ったことを伝えたかったからです。レストランでウエイトレスをしている娘は妊娠8か月近くになりますが、できるだけ貯金をしようと今でも働いています。お腹の子は娘にとって第1子となるので、娘は出産をとても楽しみにしています。そんな娘に、あるひとりの警官が優しい思いやりを見せてくれました。彼は多くのチップを渡してくれただけでなく、素敵なメッセージまで残してくれたのです。きっと彼にとっても、100ドルを稼ぐのは簡単なことではないでしょう。私は彼のことを知りません。でも娘の心を温かくし、感動を与えてくれたことにお礼を言いたい。ありがとう。私は常に警官に対しては最大のリスペクトを持っていますが、あなたは警官としてだけでなく人としても素晴らしい。どうかあなたにも幸ありますように。」
この投稿はたちまち拡散し、レストランにはコートニーさんのことを知った見知らぬ人たちから「第1子が生まれる彼女に、自分が何かできることはないか」「寄付をしたい」といった電話が相次いだという。店のマネージャー、ビクター・シエラさんは「遠く離れたミネソタ州からもそのようなオファーが電話でありました。誰かが誰かに手を差し伸べるという素敵な思いやりが蔓延していますよ」と話している。
出産予定日が4月1日というコートニーさんは3月末まで働く予定だそうで、今回の件についてメディアでこのように語った。
「100ドルのチップには驚いて、4回ほど女性上司に確認したんですが、彼女は『間違いない』と言ってくれて。この数か月間、出産を控えて必死で貯金してきたので、このチップは本当に助かるし、彼の思いやりに涙が出ました。感謝しかありません。警察について悪いニュースもたくさん聞くけど、良い警官もいるのだと実感しました。本当に素敵な思いやりを頂いて、嬉しい気持ちでいっぱいです。」
コートニーさんのお腹の赤ちゃんは女児で、既に名前も「ケイリー(Kayleigh)」と決めているそうだ。なおブアヒーズ・タウンシップ警察署長は、コートニーさんにチップを与えた警官はあくまでも匿名を希望していると話している。
このニュースを知った人からは「すごく素敵な話をありがとう」「悪い警官もいるけど、やっぱり良い警官もたくさんいるんだよ」「優しい警官だね。感動した」「こういうニュースを見ると心がホッとする」「今のアメリカにはもっとこういう出来事が必要だよね」といった声があがっている。
画像は『Brian Cadigan 2019年2月16日付Facebook「You always hear about how Bad the Police are,」』『PEOPLE.com 2019年2月25日付「New Jersey Police Officer Leaves $100 Tip for Pregnant Waitress: ‘Enjoy Your First’」(ABC17 News)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)