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writer : flynn

【海外発!Breaking News】安全な放牧地求め、牛が自治体ビル前に集結(南ア)

暴れださないよう見守っている。踊ったりごみをまき散らしながら行進する典型的な南アのデモ行進とは違い、静かながらも自治体への訴えがよくわかるデモであった。

デモ行進の効果はてきめんで、翌日に自治体との会合を開くことが可能となった。自治体のドノヴァン・ファンヴィック部長代理との会合の結果、自治体が放牧用の土地を支援することで合意した。しかし問題は残っている。家畜が利用できる土地を貸与してくれるはずの場所は現在、市の許可なく勝手に使っている人がいるため利用不可となっている。今後、自治体のタスクチームが編成され、水、フェンス、そして十分な牧草がある場所を確保できるよう対応していくとのことだ。また、来年2月に再度会合を開くことで合意、それまでにさらに活用できる土地があるかという点についても検討していく考えを打ち出している。

これに対し農協側は、「予算の都合もあるだろうからすべての要求は通らないだろうが、次回の会合に期待したい」と冷静に受け止めている。

画像は『News24 2018年12月13日付「WATCH: Eastern Cape farmers, cattle march to municipality offices demanding grazing land」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 FLYNN)

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