海外発!Breaking News

writer : tinsight-suzukoellis

【海外発!Breaking News】糖尿病の14歳娘に治療を受けさせず、5年間放置して死なせた母親(米)

2月にも別の病院で入院したことを説明した。更にアンバーは病院側にエミリーさんが糖尿病だったことを伝えたが、「インスリンは必要ではなかった。処方されたことはない」と口にしたため病院側は不信を抱き、セントルイス子供病院の医療カルテを見せるよう要求したが、アンバーはこれを拒否した。結果、セントルイス子供病院からカルテを入手した病院側は、エミリーさんが2月に入院した後もセントルイス子供病院が3回の検査予約を予定しており、母娘ともどもエミリーさんの治療についての必要不可欠な情報や治療の提供を試みていた記録を突き止めた。しかし、エミリーさんは処方のインスリンを使用したことは一度もなく、その後病院を一度も訪れなかったことも明らかになった。

11月7日にオールトン警察が母娘が住んでいた自宅を捜査したところ、未使用のインスリンキットや血糖値測定器の箱、糖尿病に関する書類など多数が見つかった。捜査では、娘に治療を受けさせなかった理由として宗教的な事情も疑われたがその可能性はなく、ソーシャルワーカーはエミリーさんの死の背景には我が子に適切な治療を受けさせなかった「医療ネグレクト」があるとみているが、はっきりした理由については未だ明らかになっていない。

12月27日、オールトン警察に出頭したアンバーは、子供の健康もしくは命を危険に晒した罪と過失致死罪で逮捕されたが、現在は保釈金10万ドル(約1,100万円)を支払い保釈されている。マディソン郡州検事局のトム・ギブソン検察官は「治療を受けていれば、少女は命を落とすことはなかった。この一家の周りにはサポートしてくれる多くの人がいたにもかかわらず、母親は一切を拒否し、娘の病を隠し続けた。全く持って無意味な死を娘に引き起こした」とアンバーを非難した。

治療をすれば助かるはずだった我が子を故意に放置したアンバーは、エミリーさん亡き後の11月6日に自身のFacebookで「私の娘は今、翼が生えて天使になりました。もう娘に会うことができずとても寂しい。私は娘の母親になれたことをとても嬉しく思っています」などと綴っていたようだ。なお、アンバーの公判日は今のところ未定である。

このニュースを知った人からは、「糖尿病の子供がいれば、治療を忘れるなんていうことは絶対ないはずだし、常に心配するのが普通よ。この母親、なぜ5年間も治療を受けさせずに放置したのか、その理由が知りたい」「監視とインスリンで死を防ぐことができたのに、本当に悲しくて残念」「この母親に糖尿病の知識がなく治療や情報を無視していたのならあまりにも愚かすぎる」「自分の子供をこんなふうに死に追いやるなんて信じられない。なぜ、どうやってこんなことができるんだ」「理解できないことばかり。なぜ周りに隠すの? なぜ治療をしなかったの?」「わざと放置していたとしか思えない。子供が気の毒すぎる」「故意に治療を受けさせてなかったんだから、過失致死ではなく殺人じゃないか」「こんなふうに子供が命を落とすなんて悲しい」といった声があがっている。

画像は『Fox News 2018年12月28日付「Illinois prosecutors accuse mother of hiding, not treating deceased daughter’s diabetes」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

1 2