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writer : ac

【海外発!Breaking News】タンポンの長時間使用で16歳少女が死亡 学校の旅行中に(カナダ)

非常に稀ではあるが死に至ることもある。タンポンを長時間使用したり取り忘れたりするとTSSを発症しやすくなるが、患者は女性とは限らず、切り傷や火傷などでも発症する場合がある。TSSの初期症状はインフルエンザとよく似ており、発熱、発疹、発赤、倦怠感、嘔吐、下痢などが特徴だ。

アメリカ疾病管理予防センター(CDC)によると、2016年にはアメリカ国内で300ケース以上のTSSが報告されており、そのうちの20名は死に至ったということだ。

モデルであったローレン・ワッサーさん(Lauren Wasser、当時24歳)も2012年、タンポンによりTSSを発症して右脚下を切断しており、当時メディアに大きく取り上げられた。しかしローレンさんの痛みはその後も続き、今年1月には左脚下の切断も余儀なくされている。

ローレンさんは「初潮の低年齢化に伴い、若い子のタンポン使用が増えています。タンポンを長時間使用することがいかに危険か、多くの人に知ってもらいたいと思います」と語っている。またサラさんの姉妹であるカーリーさんは昨年12月、自身のFacebookにサラさんの写真を掲載し「このようなことは二度と起こって欲しくありません。TSSは予防できる病気です」と綴った。

ニューヨーク州のニュー・ホープ不妊治療センターのザヒアー・メリ(Zaher Merhi)医師によると、TSSを防ぐにはタンポンは4~6時間毎に取り換えて、8時間以上入れっぱなしにするのは避けることが大切だそうだ。

画像は『Fox News 2018年6月28日付「Teen who died on overnight school trip suffered from toxic shock syndrome, coroner says」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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