やはり現実は厳しい。女性たちの反応に対し、ニウさんはこのように話している。
「最近の女性は図々しくて、ロマンチックな相手を選びたがります。ほとんどの女性が『背が高くて、ハンサムで心溶かすような甘いトークができる人』を求めているのです。私は背が低くてハンサムでもないし、女性によく思われたいからといって嘘をつくようなタイプでもありません。」
しかもニウさんには見た目だけではなく、大きな問題があった。女性たちは「都心に自分の持ち家がある高給取りの男性」を求める傾向にあるが、ニウさんに持ち家はない。「男なら、持ち家ぐらいはあって然るべき」というハードルの高い女性の要求に応えられそうもないのである。
ニウさんがこれまでに8万人もの女性にフラれ続けてきたと報じた『Pear Video』の信憑性を探るべく、現地メディア『東方網』が取材を行ったところ、ニウさんは「実際に8万人という数字を挙げたわけではないですが、ここ何年もオンラインで6万人ほどの女性にメッセージをしました。そのほとんどからフラれましたが、返事さえ出してくれない人もいました。北京の街中では2~3万人の女性に声をかけてアプローチしたので、そうですね、やっぱり8万人ぐらいになりますね」と話した。たびたびメディアで取り上げられたことによりニウさんのもとへ多くの女性たちから連絡があったようだが、これについてニウさんはこう述べている。
「2013年の時もそうでしたが、話題になると多くの女性がソーシャルメディアを通して私に連絡してきました。でもそういう人たちは、私とデートしたいわけではないのです。人々はネット上でビジネスのプロモーションをしたり、セレブや俳優になりたいと名声を求めてインターネットに食いつくでしょう。そういうことが目当ての女性たちから連絡をもらっても時間の無駄なので、こちらから連絡を絶ったのです。私は注目を浴びるためにやっているのではありません。父の死をきっかけに、早く結婚したいと思ったから妻を探しているだけです。」
現在も引き続き婚活中のニウさんだが、Facebookなどではニウさんへの冷ややかなコメントが寄せられている。
「背が低くて醜いだけじゃなく、この男はデートそのものを理解していない。」
「生涯の伴侶を見つけられないのは容姿が問題ではなく、アプローチの仕方では? 愛は無理強いされてどうこうなるものではないし。」
ニウさんが生涯の伴侶を見つけることができるのは、果たしていつなのだろうか。
画像は『Oddity Central 2081年6月27日付「Man Doesn’t Give Up on Dream of Finding a Wife Despite Being Rejected 80,000 Times」(西爪視頻)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)