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writer : tinsight-yokote2

【海外発!Breaking News】BMWのドアにはさまれ親指を切断 自閉式ドア「SCAD」搭載の危険性(米)

ブルックリン連邦地方裁判所にて独BMW社を相手に1,350万ドル(約14.3億円)の損害賠償を請求する訴えを起こした。仕事においては人々の視線が嫌でプレゼンテーションに自信が持てなくなり、タイピングも思うようにいかなくなった。何よりシャツのボタンをはめたり、靴のヒモを結んだりといった簡単な作業すら困難になったためだ。

ボーテングさんばかりではない。同様の事故で3名の被害者が出ているカリフォルニア州では、BMW社に対する集団訴訟が起きているという。ボーテングさんが雇ったアヴィ・コーヘン弁護士が「BMW X5のドアはまるでギロチン。センサーに欠陥があることを認めていながら顧客に何ら警告しなかった責任は重い」と怒りをあらわにする一方で、BMW社は「故障ではない」として責任は負いかねるとの強気の姿勢をみせているもようだ。

大変便利なオートマチック・エンジンスターターですら怖い事故の話題が報じられたことがある。今からちょうど2年前、コルベット(シボレー)のスポーツカーがその誤作動により急発進して女性をひくという事故がNYマンハッタンで起きていた。

また昨年12月には、インディアナ州でSUV車の後部座席で1歳女児が折りたたまれた電動式シートに全身をはさまれて死亡する事故が発生していた。操作を行ったのは母親で、一瞬の判断ミスであった。親類の引越しの手伝いで荷物をたくさん積めるようにと3列目のシートを折りたたんだが、小さな娘がその席に眠っていることに気づかないままボタンを押してしまった。手動であれば必ず座席を確認したものと思われる。

画像は『New York Post 2018年3月25日付「My $70K BMW cut off my thumb」(Brigitte Stelzer)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)

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