2月7日、フジテレビ系で放送されたバラエティ番組『世界の何だコレ!?ミステリー~怪魚!秘境!怪現象!謎解き大調査SP~』でアメリカにある噂の怪現象ホテルを深夜にモニタリング調査した。いわくのあるホテルだと知らされずにロケ番組の宿泊先として泊ったのが、お笑い芸人のノッチ(デンジャラス)だった。
アリゾナ州のフラッグスタッフにあるホテル・モンテビスタは、1972年に建てられた当時とほぼ変わらぬ外観で営業している。以前は西部劇の撮影で賑った街で、大スターのジョン・ウェインが泊まった際に初めて怪現象に気づいたという。
その後も怖いもの見たさで著名人が訪れ、フレディ・マーキュリーやジョン・ボン・ジョヴィらが泊まった。特に「ロッキングチェアが動いた」と新聞で報道された「305号室」は有名で、現在「ジョン・ボン・ジョヴィ」ルームと名づけられている。
何も知らずに豪華なスイートルームに案内されたノッチは、ベッドでくつろぎながら奥さんに電話して「ジョン・ボン・ジョヴィが泊まったんだって!」「今年は幸先が良いよ!」などとハイテンションで話していた。
別室ではアメリカで話題のゴーストハンター、リッチ・ニューマンさんやスタッフが隠しカメラでモニタリングしているが、もちろんノッチは知らない。やがて夜11時を過ぎると彼は消灯してベッドで就寝する。
するとしばらくして「トン」「トントン」と壁をノックする音が聞こえた。隣に部屋はないので、リッチさんが話していたようにクローゼットのなかからゴーストが叩いているのだろうか。熟睡しているノッチはまったく気づかない。
さらに午前1時を過ぎると「ファ~オ」という奇妙な声が聞こえたり、ノッチがかけている掛け布団が不自然に膨らむ。何かが入り込んでいるかのようだ。しばらくすると今度はノッチが「イテテテ」と声をあげた。午前2時頃には痛さで目が覚め、起きて懐中電灯を持って部屋を見回す。
午前3時過ぎ、灯りはつけずに何かを探すように部屋をうろうろしていたノッチが鏡を見て「うわっ」と身構えた。彼は「こええ~」「何だこれ」と言いながらベッドに戻るが、