昨年1月に芸能界復帰したお笑いコンビ、アンタッチャブルの柴田英嗣がゴールデン枠のバラエティ番組に出演した。復帰後もあまりメディアへの露出が増えなかった柴田だが、南アフリカロケでデンジャラスのノッチを相手に彼ならではの役割を果たした。
柴田英嗣は2010年2月から無期限休養に入っていたが、2011年1月に芸能界に復帰した。ラジオ番組やCS放送などに出演していたらしいが、復帰した柴田の姿を確認した人は少なかったのではないだろうか。
その柴田英嗣が2012年1月24日に放送されたカスペ!『中居正広の世界はスゲェ~ココまで調べましたSPナカ調vsココ調 世界大決戦』に出演したのである。
スタジオでお笑いコンビ、デンジャラスのノッチと共に紹介された柴田は「僕が得意の分野なので、ノッチをイジる感じで行きます」と自信満々に宣言していた。
今回、柴田はノッチを助手に南アフリカへ向かった。野生の動物がいる自然公園を移動しながら、彼は「キリンには5本の角がある」など動物のウンチクを披露しつつ目的の動物の棲むエリアへ向かった。
2人はテーマであるアフリカの動物で通説を確かめるために、体を張って実験するのだ。例えば「ウマは後ろに立つと蹴る?」を試すには、透明なボール状のバリアに入ってシマウマの後ろに回り込むという方法だ。
ところが実験を行うのはノッチばかりで柴田は指示するだけだった。他にも「ゾウのキックはどれくらい凄いのか?」の実験ではノッチがしつこく刺激してゾウを怒らせてしまい、公園のスタッフも血相を変えて避難する緊迫した場面もあった。
「ネコは猫舌か?」をライオンで実験した際も、無防備でライオンに近づいたのはノッチでかなり危険を伴うロケだったのである。
やがて最後の実験「ネコは魚が好き!?」でライオンが予想に反してバリバリと魚を食べた時には、現地の人も「見たことがない」と目を見張るほどの貴重な実験結果を得ることが出来たのだ。
ようやく手応えがある結果を出せたことで、柴田とノッチによるアフリカロケは成功のうちに終わった。
スタジオでは、そのVTRを見終わるとMCの軽部真一アナが「柴田さんの方が動物が好きなんですよね? ちょっと違和感があったんですけど?」と率直に疑問をぶつけた。
すると柴田は「僕は単純に動物が好きなだけで“怖い”という気持ちはみんなと一緒ですから、近寄りたくはないです」と答えて周囲を笑わせたのだった。
こうした笑いはアンタッチャブル柴田英嗣の持ち味であり、彼としてはオイシイ展開だったと言えるだろう。
実は、柴田はブログ『アンタッチャブル柴田英嗣の平穏な僕』で、昨年末12月31日に「ノッチ天国と地獄」と題して今回のアフリカロケの様子を綴っていたのだ。ここでもノッチをイジり倒していた。
今回、ゴールデン枠のしかも中居正広のスペシャル番組に出演したことは、柴田にとって2012年の活動を占う大きなオファーとなったことは間違いない。現在活動休止中のアンタッチャブルも柴田の活躍次第で活動再開するといいのだが。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)