マイケルさんが出て行った後、室内に足を踏み入れたグラハムさんはとんでもない光景を目にすることとなった。
室内は至るところがゴミの山となっており、数えきれないほどのビールの空き缶に加えてタバコの吸い殻や空き箱、腐った食べ物、その食べ物を包んでいた汚れた紙などが各部屋に蓄積され、ベッドの上にもゴミ袋が散乱、床もほとんど見えない状態だった。バスルームも汚れた便器や雑誌が積み上げられた浴槽、何十本というトイレットロールの芯など、不潔極まりない状況だったという。この惨状を目にしたグラハムさんはこのように話している。
「もう全く持って大ショックです。こんな散らかった状態で住み続けることができたというのがもう信じられません。本当にホラー映画かと思ったぐらいですよ。」
グラハムさんはニコルさんと一緒に蓄積されたゴミを取り除いたが、丸4日かかったそうだ。マイケルさんはゴミだらけにしたことを恥じらいもなく認めていたようだが、散らかしたアパートの修繕費用は1万ポンド(約154万円)にも上り、グラハムさん夫婦にとっては大きな痛手となってしまった。
「こんなにゴミが溜まってしまった理由について、マイケルさんは『1階に住んでいた女性が門の鍵をかけてしまうので、外にゴミ出しに行けなかった』と言い訳をしていましたが、そんなのは嘘です。」
なお『Mail Online』によると、マイケルさんは既に他界しているという。
画像は『Metro 2018年1月30日付「Landlord reveals aftermath of worst tenant in the world」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)