別居のためにとうに出て行った妻が経済的な問題を相談すべく戻ってきて、些細なことで喧嘩になってしまった。男はうるさくなじる元妻を寝室に閉じ込め、ひとりで静かに夕食をとった。しかしそれは立派な不法監禁罪となり、罪に問われた男の判決がこのほど下された。英紙『Metro』など複数のメディアが伝えている。
英ウェスト・ヨークシャー州ブラッドフォードに暮らすケビン・ドレイク(59歳)は、元妻だったモイラさんと34年の結婚生活を送ったが、2人にとって決して幸せとは言い難いものであった。
2012年に2人は別居し、モイラさんはケビンと暮らした家を出た。しかし経済的なことを相談するため夫の住む家に戻ってきたモイラさんとケビンは2017年2月11日、喧嘩になった。その原因はタバコのライターをどこへやったのかという非常に些細なことだったのだが、元夫婦は諍いを起こしモイラさんは寝室へと入った。
するとケビンはモイラさんを寝室に閉じ込め、鍵をかけた。喧嘩になった時、ケビンは夕食をとろうとしていたために、せめて食事が終わるまでは静かな時間を保ちたかったのだろう。寝室の鍵は簡素なものであったが、閉じ込められたと知ったモイラさんは寝室の窓から大声で叫び助けを求めた。
警察が駆け付けた時にケビンはまだ食事中だったという。元妻を不法監禁した罪で逮捕、起訴されたケビンは、このたびブラッドフォード刑事法院で行われた裁判で「食事が終わったら元妻を寝室から出すつもりだった」と明かしている。