12月9日の『金曜ロードSHOW!』(日本テレビ系)で放送された特別版アニメ『名探偵コナン エピソード“ONE” 小さくなった名探偵』は、1996年1月8日にテレビ放送されたアニメ版第1話「ジェットコースター殺人事件」で工藤新一が黒ずくめの男に襲われ、組織が開発した薬を飲まされるまでを中心に描いているが、“完全新作”を謳うように画質やストーリー展開に古さは感じられない。
それに対して当時のオープニングテーマ曲だったTHE HIGH-LOWS(ザ・ハイロウズ)の『胸がドキドキ』が流れ、1998年4月13日~11月9日までオープニング曲だったZARDの『運命のルーレット廻して』が劇中に使われたことで懐かしく感じた人も多いのではないだろうか。
まだ高校生だった工藤新一が後にコナンと行動を共にする少年探偵団の小学生3人と初めて出会う瞬間や、劇場版で重要な鍵となる蘭と噴水のシーンなど随所に心憎い演出が見られた。“名探偵コナン”誕生となってからはダイジェスト映像でこれまでを振り返ったが、そこでも怪盗キッドの名前の由来など興味深い内容が続く。来春4月15日公開の劇場版最新作の特報映像まで目が離せない見事な構成だ。
モーニング娘。’16の石田亜佑美は、漫画で『名探偵コナン』を読んで第1話も知っているという。ちなみに彼女は1997年1月生まれで、テレビアニメの第1話をリアルタイムで見ていない。今回のオンエア中に『モーニング娘。’16 天気組オフィシャルブログ』で「テンション上がります! 笑」「何度も読んでたんですよね それが今映像で見れてるのが嬉しい」という。幅広い世代が楽しめる『名探偵コナン』放送20周年にふさわしい力作だった。
ちなみに『スタンリー@金曜ロードSHOW!(kinro_ntv)ツイッター』では、スタッフが熱いコナンファンらしく番組の内容とともに豆知識がちりばめられている。
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(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)