2009年6月、まだ放送中だった『笑っていいとも!』のテレフォンショッキングにGACKTが登場した時に「ブラックマヨネーズは命の恩人」と語っている。また、読売テレビで放送されていたバラエティ番組『マヨブラジオ』ではブラマヨの小杉竜一がGACKTから自宅で開催した鍋パーティーに呼ばれた際に、GACKTがスタッフたちに「ブラマヨは命の恩人」と話していたと明かしている。いったいGACKTとブラマヨの間に何があったのか?
11月6日、日本テレビ系で放送された『誰だって波瀾爆笑』がブラックマヨネーズの小杉竜一と吉田敬をゲストに迎えた。2人と仲が良いというGACKTがVTRで「大袈裟に聞こえそうだが命の恩人」と説明したのが次のようなものだ。
2012年に日本で公開されたハリウッド映画『BUNRAKU』で“ヨシ”というサムライ役で準主演を務めたGACKT。ルーマニアで行われた2か月間に及ぶロケでは「ハリウッド1年生で扱いも1年生だった」という。力を抜くことができない日々に「いっぱいいっぱいで、あと1か月続いたらダメかも…」と追い詰められた時に、付き人から「これを見てください」と勧められたのがブラックマヨネーズが『M-1グランプリ』で披露したネタの動画であった。
「同い年の2人がすっごい頑張っていて、すっごい面白くて。辛かった気持ちを助けてくれ、笑っていることで救われた」という彼はそれで「またやれるな」と気持ちを新たにしたという。ブラマヨもそのいきさつは知っていたものの、さらに「もし、あそこで諦めていたら…GACKTを辞めていたのかな…そういう意味で命の恩人」と明かされ「マジで!」と驚いていた。
ルーマニアでは、地面に叩きつけられて頭を強打したり、歯が折れながら接着剤でくっつけて乗り切るなどGACKTにとって過酷なロケが続いたと言われる。そんな状況で、ブラマヨのネタで笑う自分を感じて「まだやれる」と思ったGACKT。彼にとってブラマヨの2人が「命の恩人」というのはけして大げさな表現ではないのだろう。
そのような感動的な告白の後で、彼は「小杉くんは“小つぶ餡の缶詰”、吉田くんは“かぼす”、2人の顔を思い浮かべるとその2つが出てくる」と言い出した。前述の鍋パーティーのように小杉と会うことの方が多いGACKTだが、「性格的には吉田くんの方が合うのかなって思う」「小杉くんの表と裏を使い分けるのが苦手です」「吉田くんのストレートな感じの方が合うかな」とカミングアウトした。“命の恩人”エピソードから一変、性格にまでダメ出しされた小杉は「ちょっと、待ってくれ!」「おーいっ! GACKTさん!!」とVTRに向かって訴えるのだった。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)