その未払いの支払いから逃れるため、犯行に及んだと供述したという。
ケンタッキー州東部地区連邦検事局のカールトン・S・シアー4世検事(Carlton S. Shier, IV)は、「今回のケースは、コンピューターを使用する犯罪者がいかに有害であるか、そしてコンピューターとオンラインのセキュリティが我々全員にとっていかに重要であるかを思い知らせるものです。法執行機関らの優秀な働きにより、この件は他のサイバー犯罪者への警告となり、ジェシーは自分がした行いの責任を取ることになるでしょう」とコメントを残した。
ジェシーの犯行により、政府や企業のシステムへの損害と養育費の未払いを合わせると、被害総額は19万5758.65ドル(約2830万円)にのぼると報道されている。
裁判は今月19日に行われたが、ロバート・ウィア裁判官(Robert Wier)は、ジェシーに81か月の有罪判決を下した。連邦法に基づき、ジェシーは刑の85%を服役しなければならず、釈放後は3年間、米国保護観察所の監視下に置かれることになる。
ジェシーは犯罪行為に手を染めており、罪を犯したことは褒められたものではないものの、政府のデータベースなどに侵入できたそのスキルの高さに、「FBIはこの人を雇うべきじゃない?」「こういう人を雇って働かせて、給与から養育費を払わせたら、お互いにとってメリットになると思う」「これだけのことができるなら、ちゃんと働けばしっかり稼げると思うよ」などの声が寄せられた。
ちなみに2020年7月には、刑務所行きを逃れるために死亡届を捏造した男がいたが、スペルミスが発覚しバレてしまうというお粗末な結末を迎えていた。
画像は『Metro 「Dad fakes death by hacking into database to avoid paying child support」(Picture: Grayson County Detention Center)(Picture: Justice Department)』より
(TechinsightJapan編集部 iruy)