女児に提供されたのはリンゴジュースではなく、自家製の料理酒だと判明した。誤って“リンゴジュース”のラベルが料理酒を保管している容器に貼られており、リンゴジュースと思い込んだスタッフがカップに入れて提供したのだ。
ノエミさんは、すぐに娘を近くの救急病院「Salinas Valley ER」へ連れていった。血液検査を行うと、女児の血中アルコール濃度は0.12%だった。日本の道路交通法では、血中アルコール濃度が0.03%以上で「酒気帯び運転」として検挙される。女児の血中アルコール濃度は、この4倍にあたる数値だったものの、時間の経過とともに酔いが醒め、無事に回復したと報道されている。
ノエミさんは、娘が深刻な事態にならなかったことに感謝しながら、他の保護者に対し、「子どもに提供されたものは、まず親が口にして確認するようにしてください」と呼びかけた。また、誤って料理酒を提供したレストランに対し、「他の人にも同じことが起こらないよう、保管方法やラベルの貼り方などに予防策を講じてください」と訴えた。
今回の件を受けて、カリフォルニア州の酒類管理局(The California Department of Alcoholic Beverage Control)は、「今回の報告を把握しており、地元当局と協力し、調査を行っています」とコメントを公表した。
このニュースが各メディアに報じられると、「色で分からなかったのかな?」「こんな間違い本当に起こるの?」「キッチンスタッフがお酒を飲みたいから、わざと違うラベルにしていたんじゃない?」など懐疑的な声が寄せられている。
ちなみに今年3月にはインドのレストランで、食後の“マウス・フレッシャー”を提供する際に、誤ってドライアイスを出してしまい、客が口内に凍傷を負う事故が発生していた。
画像は『KSBW 「Toddler mistakenly served alcohol at Salinas restaurant」』より
(TechinsightJapan編集部 iruy)