「ここで何が起こったのかを聞いて欲しい。あれはゴルフクラブでした」と冗談っぽく話したのだ。
皇太子は8歳だった1991年、英バークシャー州にある私立校「ラドグローブ」で一緒に遊んでいた友人のゴルフクラブが誤って額に当たり、緊急搬送された。そして同州のレディング地区にある「ロイヤル・バークシャー病院」で検査を受け、父チャールズ皇太子(当時)と母ダイアナ妃も駆けつけた。
検査の結果、頭蓋骨を骨折していたため、ロンドンにある「グレート・オーモンド・ストリート病院」に移され、大手術を余儀なくされた。今でもその傷痕は、左目の上に残っている。
パスリエ氏の質問に答えた皇太子はその傷痕を指さすと、怪我をして以来、ゴルフはプレーしていないと伝えた。
ちなみに2009年、ウィリアム王子(以下、当時)は小児がんの治療を行う「ロイヤル・マースデン病院」の理事長として、患者のアリスちゃん(当時10歳)とオスカー君(当時12歳)をクラレンス・ハウスに招待している。
アリスちゃんが手術を受けたことについて尋ねると、王子は額の手術をしたおかげで「ハリー・ポッターのような傷痕がある」と話しており、自分の傷痕がハリーの額にある稲妻の傷痕のように光ることがあるからだと説明した。
「こう呼ぶのは時々光るからなんだ。それに気づく人もいれば、まったく気づかない人もいるんだよ。」
そして怪我をした理由について、「友達とゴルフをしていた時に、ゴルフクラブに打たれたんだ。パッティンググリーンにいたら、突然7番アイアンが飛んできて、僕の頭に当たったんだ」と話していた。
画像は『The Prince and Princess of Wales Instagram「Celebrating seaweed innovation with @earthshotprize in Cardiff!」』より
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)